イタリア旅行記 2
12月25日から31日まで、芸術の勉強をしている友人を訪ね、イタリア北中部に出かけてきました。
27日(フィレンツェ近郊のルッカへ)
この日の朝はゆっくり起きました。ホテルロンドラの朝食会場ではいきなり「JTB?」と聞かれてビックリ。JTBの客は奥の暗いテーブルへ押し込まれているような気が・・・東急観光でホテルだけを予約した我々は手前の明るく広々としたテーブルで、気持ちよく食事が出来ました。しかし団体客らしき日本人の多いこと、そんなおりツアーでない我々へのサービスは画一的ではなく、少し違う対応かなという気がしました。おそらくツアーによく使われるホテルなのでしょう。とても素敵なホテルなのですが、日本人の多さはには少々気が滅入りました。ま、私も日本人なので文句は言えませんが・・・
この日は友人が住んでいた田舎町ルッカへ向かいました。フィレンツェ・サンタマリアノッベラ駅でルッカ行きの列車に乗ろうとしたものの、突然のキャンセル。友人が駅員になぜかと聞いたところ「いつものことじゃん」と。まあ、これがイタリアかも(笑)
次の列車に乗ってルッカに向かったものの、所々でストップして動かず、しかも車内で何の説明もないこともイタリアか。予定より1時間近く遅れてようやくルッカに到着。ま、いっか・・・
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ルッカ駅前 |
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右は午後2時頃入ったルッカのリストランテ |
右上の写真のリストランテでもアジア人は我々だけで、かなりの注目を浴びました。友人お勧めのお店で実に美味しかったです。ただ、ビックリしたのペットと思しきかなりの大型犬が店内をうろうろしていました。犬好きにはよいのかもしれませんが、子供の頃噛みつかれて以来大の犬嫌いの私には辛い時間でした。
街中の広場にある雑貨屋で、小物を買いました。なかなかしゃれたものが沢山ありました。私はペンを購入しようと思いましたが、少し高かったのでやめましたが、なかなかおしゃれな店でした。
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ルッカ街中の広場 |
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ルッカは周りを壁で囲まれた街 |
周りが壁で囲まれたこの街はゆったりした時間が流れる、素晴らしい町です。これ以上何の表現もありません。旅行会社のイタリアツアーでは全くないのが信じられません。こんな素晴らしい街に何故来ないのかと。狭い街ですがゆっくり過ごしたい本当にすてきな街です。
なにより素晴らしいのが、日本人を含めたアジア人を全く見ないということ。これはホントに外国へ来た気がします。結構ジロジロと視線を感じましたが、悪い気はしませんでした。逆を言えば日本人を含めたアジア人には来てもらいたくないですね、アジア人では我々だけがこの街を独占できますから。
夕方ローカル線でフィレンツェへ帰りました。列車の中でジプシー(アルバニア人?)と思しき初老の女性から「この列車どこへ行くのか?初めて乗ったので教えて欲しい」と聞かれました。体の調子も悪そうで消え入るような声。しかし、友人の顔色が見る見る変わっていくので聞いてみると「多分スリ、持ち物に注意しろ」と。まさにそのとおりで、フィレンツェへ着くとその歩き振りは別人のようにピンピンしていてビックリ。あんた、ミエミエだよと。しかし面白い経験が出来ました。
夜はボッキオ橋あたりを散策後、安いリストランテで今夜も酒盛り。隣に座った幼児を連れたインド人の若夫婦のご主人と盛り上がりました。彼はインド人ながらヘルシンキ在住のITエンジニア、休暇を使ってイタリアへバケーションに来たとのこと。私は拙い英語も何とかコミュニケーションでき、話はいつまでも尽きず。我々は北から南へ向かったが彼らは逆とのこと。かなり盛り上がったところで、彼らと別れてホテルへ。ホテルのバーでもう一杯飲んで本日も終了。
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フィレンツェの夜、この近くのリストランテでお酒を呑んだ |
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