イタリア旅行記 1

12月25日から31日まで、芸術の勉強をしている友人を訪ね、イタリア北中部に出かけてきました。

24日

 25日は朝が早いので24日は夕食を済ませてから中部国際空港に向かい、コンフォートホテル中部国際空港に前泊しました。このホテルは全国展開しており以前何箇所か泊まったことがあります。合理的機能的なホテルで、設備は最低限としてそれを価格に反映しているホテルです。といっても設備やサービスに特別不満があるほどではなく、出張で泊まるには十分です。朝食は一応無料のサービスがありますが、最低限といったところ、ただ、東横インや名鉄イン金山と比べたら少し良いです。
 そう思って期待せずに行きましたが、ここはかなり立派でした。朝食は6時からサービスがあり、内容は十分で我が家の晩御飯以上です。サービスも素晴らしい、ただ、朝食会場でのスタッフの私語は半端ではなく、それでも仕事をきちんとしていればいいのですが、それも無いので不愉快きわまりありませんでした。
 この日はコンビニで買い込んだビールとおつまみで一杯(いっぱい?)引っ掛け床に入りました。


25日(ミラノ)

 早暁起床し朝一番で朝食を済ませ、出国審査があるため少々早めに中部国際空港へと向かいました。ホテルからは雨に濡れずに2〜3分で空港まで行かれます。出国審査を受け8:30発成田行きに搭乗し10時に成田着。しかしミラノ行きの出発は14時でかなり時間があるものの、出国審査を受けているので空港の外には出られず、昼食を取る場所も限られ結構不便しました。
 成田からはJAL(アリタリア航空のコードシェア便)に乗り込みりミラノへ向かいました。とにかく長いこと長いこと、本を一冊読み終えたものの、あまり眠れないし落ち着かないことこのうえありませんでした。モスクワを過ぎるまでがやたらに長かった気がしました。
 そういいながらもいよいよミラノマルペンサ空港には定刻どおり現地18時に到着、入国審査の長い行列のため時間が掛かりましたが、無事友人の出迎えを受けました。
バスでミラノ中央駅へ向かい、すぐ横のホテルミケランジェロにチェックイン。治安が悪いと聞いていましたのでこの夜はホテルのリストランテで食事と言うか、酒盛りしました。更に部屋に戻り持参した梅酒で友人と乾杯、話は尽きぬまま初日は終了。
 ホテルの紹介でも書きましたが、このホテルミケランジェロはなかなかのホテルでした。広さは十分、部屋もきれいでジェットバス付きのバスルームは清潔でした。手足を伸ばして浴槽に浸かり、ジェットバスの泡はとても気持ちがよかったです。

ミラノのホテルミケランジェロ・右はホテル内のリストランテ、ワインを飲んだが安くて美味しかった。


26日(ミラノ)

 イタリア滞在初日は早めの起床でした。友人が予約してくれたサンタマリア・デレ・グラツェ教会にあるレオナルドダビンチ作の「最後の晩餐」を見るためです。予約が朝8時だったため早暁ホテルを出発、タクシーで教会に向かいました。かなり寒い中を教会の外で少々待ったのも一興でした。
 予約時間を少々遅れて中に入りました。一歩中へ入ると後ろのドアが閉まり、戻ることが出来ません。警備の厳しさを感じました。そして目にした最後の晩餐・・・奥の壁にあります。厳かで静寂な雰囲気・・・意外に色が薄い・・・しかしその細かな筆使いと、遠近感が半端ではない。素人目にも凄いとしか言いようが無い。素晴らしい経験が出来ました。このように予約してくれた友人に、ホント、心より感謝します。

サンタマリア・デレ・グラツェ教会・左の白っぽい建物の中にレオナルドダビンチ作の「最後の晩餐」がある

8時30分にはサンタマリア・デレ・グラツェ教会を出て、ドーモーへ徒歩で向かいました。この日はクリスマスの翌日で街は閑散としており、実に静かな日でありました。

サンタマリア・デレグラツィエ教会からドーモーへ向かう途中


 その後はドーモーあたりを散策しました。ドーモーは本当に素晴らしい建物でビックリしました。建物の中も素晴らしいの一言。どうやってこのような建物を建てられたのか・・・当日は休日早朝のミサが行なわれており、厳かで素晴らしい経験が出来ました。ドーモーは建物の上に登ることが出来ます。私は高いところが苦手なので行きませんでしたが、行った二人は素晴らしかったと言っていました。しかしドーモー前の広場は要注意。はとのえさを手渡ししようとする人がいますが、これをうっかり手を広げて受け取ってしまうと3〜5ユーロ請求されます。実際に取られた日本人を目にしました。ミサンガを売っている人もおり、差し出されたものをうっかり手にしようものなら即法外なお金を請求されるので注意が必要です。特に日本人は狙い目のようです。近づいてきたら目を合わせず「ノー」と無視するのが一番です。ただ、警官もいるので、あまりひどかったら相談するのも(イタリア語が出来れば)よいかもしれません。

左はドーモーを正面から見る、右は建物の屋上




ミラノ スフォル・ツェスコ城


ドーモー、スフォル・ツェスコ城を散策後、ホテルへ戻り預けた荷物を受け取ったあとフィレンツェ行きのユーロスターに乗り込みました。

ミラノ中央駅、ここからユーロスターに乗ってフィレンツェへ向かう

私の隣に座ってた若いイタリア人女性は、何かこちらを気にしていました。降り際にイタリア語が堪能な友人が聞いたら以前少しだけ大阪に住んでいたとのこと。手を振って別れを惜しみました。フィレンツェ・サンタマリアノッベラ駅で降車後、駅右手すぐ近くの到着後ホテルロンドラへチェックイン。建物は古いものもなかな素敵なホテル。夜は紹介してもらったリストランテで酒盛り。なかなか良いリストランテでご機嫌。もう一箇所ハシゴしてホテルへ。友人と二人でホテルのバーでもう一杯飲んで本日終了。


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