風越36人衆の祭り

 

 風越36人衆の祭り

 御堂山観音本祭りが終わると、最後の祭り「風越36人衆の祭り」が行われる。田口祭りで最も重要な行事である。
 一の鳥居から6つほどある祠を順に祀っていく。
 風越36人衆が風越へ帰っていく

 最後に風越36人衆の大木のもとで火を焚く。この煙に乗って36人衆は風越へ帰っていくのだ。火は水でなく鉈で大根を切って消していく。当時水は貴重だったからと聞く。その際、小さなシンバルのような鐘をチャンチャン鳴らし、その拍子に合わせ調子よく大根を切っていく。火が消え風越36人衆が風越へ帰ったら祭りは終わりだ。また来年36人衆がやってくる
 宮人のメンバーたち

 36人衆の祭りをはじめ神事仏事を司る宮人(みょうどと読む)は世襲で、代々続く。御堂山会設立当時の名家だったのだろう。しかし財団法人御堂山会解散後は世襲でなく、持ち回りのお役担当に変わった。
 お祭りは10月なのでまだよいが、元旦祭はこの装束では寒くて大変だ


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