森林鉄道段戸山線 田口本谷線 4

 森林鉄道始点から概ね8kmほど進んだ地点。田口椹尾線と分かれてからここまでずっと寒狭川右岸を走ってきた軌道は、ここで川を渡り左岸へ出て、現在の県道へ変わってしまった。
 右前方が田口方面、左には終点に向かう堤(一番下の写真)が続いている。
  現在のショット、本谷側から田口方面を望む。 
真ん中にある木は当時の台風で流され、橋に引っかかったものかもしれない。
  写真は右岸に残る橋脚基礎のコンクリートだが、残念ながら橋は残っていない。当時の橋はすべて木製で、おそらくこの橋も昭和34年の伊勢湾台風で流されたのだろう。 上の写真の木が橋を壊した可能性もあると思う。
 川の中に残る橋脚基礎のコンクリート。一つはひっくり返ってしまっている。
 2つ上の写真の左に見えるものと同じ。
 川を渡った左岸の基礎はそのまま残っている。川からのショット。木製の橋脚を留めるための錆びたボルトが残っている。
 左岸に渡ってから県道までの20メートルほどの間だが、軌道敷の狭い堤が残っている。一部は崩れかけている。 ここからは現在県道瀬戸設楽線に変わっており軌道敷の面影はなくなってしまう。



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